【寄稿紹介!】一切他人をコントロールしない、ホラクラシー組織とは何か?

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一切他人をコントロールしない、ホラクラシー組織とは何か? | ソーシャルデザインラボ

今の会社組織の多くはヒエラルキーと呼ばれるピラミッド型の形をとっているなか、ホラクラシーという組織の在り方が注目されている。階級や上司・部下の関係が一切存在しないホラクラシーとはどんな組織なのか?日本におけるホラクラシー経営の第一人者であるダイヤモンドメディア株式会社 代表取締役の武井さんの講話内容を振り返りながら、整理してみようと思う。 ■まるで「地球」のような組織 今、多くの会社がヒエラルキーと呼ばれるピラミッド型の組織の形をしているのに対し、ホラクラシーは球体のネットワーク型の組織形態であると説明されることが多い。 始めてホラクラシーという組織形態があると知ったときに真っ先に頭に浮かんだのは宇宙から見た「地球」の姿だった。組織からコントロールを排除する、トップによるコントロールにより動く組織ではなく、メンバーが自発的に動く組織を想像したとき、外からのコントロールを受けることなく、しかし、その中ではそれぞれがそれぞれに自発的に活動している地球の姿に重なったからだ。 「コントロールしない」ということと「自然」の間には大きな関係があると思っている。 “結構、参考にしているのは、植物の本ですとか、自然農法、福岡正信さんであったり、『奇跡のリンゴ』の木村さんの本だったりとか生物の本とか社会生物学の本だったりとか、普通の経営者の方は読まないのですけれども、ああいう自然界のほうが参考になることが多いです。” 肥料も与えない、雑草も取らない、耕さない、一見すると無謀とも思える農法であるが、何もしないことこそが、自発性を発揮させる一番の方法なのだ。自発性を最大限発揮させる自然農法のように組織を運営するのがホラクラシー経営と言えるかもしれない。

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原田 真吾

Earthrise社会保険労務士事務所 代表 / WorldShiftコミュニケーター /「地球を愛する 地球に愛される」をあいことばに地球一個分の暮らしと、それを実現するための働き方を目指し活動中!